レビの子は、ゲルション、ケハテ、メラリ

1歴6:1「レビの子は、ゲルション、ケハテ、メラリ」
レビの系図に関しては、今までの部族とは比べ物にならない長さのリストになっています。それほどレビ人は神に仕えるために重要視された部族でした。しかし、レビ自身が祭司職だったわけではありません。レビは兄シメオンとともに妹ディナが辱しめられた復讐をしています(創34:25)。ヤコブが死ぬ間際に残したシメオンとレビへの預言は「彼らの剣は暴虐の道具(創49:5)」だと言われています。血の気が多く、制御の利かない様子が現れています。それでも出エジプトのときに、金の子牛を拝んだイスラエルの民にモーセが「主につく者は、私のところに」との呼びかけに集まったのはレビ族でした(出32:26)。それ以来、レビ族は主に使え るものとなり、モーセに命じた幕屋の設営、運搬は彼らの仕事になりました。特に契約の箱の運搬にはケハテ族が任命され、他の者がさわると死ぬこともこのときに語られています(民4:15)。約束の地に入っても彼らの相続地はなく、12部族から分け与えられた土地が彼らの住むところでした。