立って仕えることができなかっ

2歴5:14「祭司たちは、その雲にさえぎられ、そこに立って仕えることができなかった。主の栄光が神の宮に満ちたからである 」
ソロモン神殿の仕様は豪華絢爛で、一言で言うなら黄金の神殿に見えたことでしょう(3-4章)。なによりも至聖所で使われた金600タラントは圧巻に尽きます(3:8)。57メートルの入り口の建物も当時としては最高の高さで遠くからも神殿の場所を知ることができたでしょう(3:4)。イスラエルの民も感動し、いけにえを持参して捧げるのですが、その数は数えきれなかったとあります(6)。至聖所に契約の箱が安置され(7)、いよいよクライマックスです。賛美者の歌と演奏でその場は雲で満たされました(13)。それはイスラエルの民が主を礼拝する姿に、神が呼応したものです。ソロモン神殿完成のときほど、感動的で神聖なときはなかったでしょう。王も民も祭司も喜び、心から主を求め、主もそれに応えその場は神の 栄光で、祭司たちは立っていられないほどでした。それは主がソロモンが心を尽くして神殿を建設し、携わった者も真剣に取り組み完成したことを認めてくださったからです。そしてソロモンはイスラエルの民には正しいさばきを(6:23)、罪を悔い改めるなら赦し(6:25)、わざわいから守るように願うのです(6:28)。さらには異国寄留人の身まで心配し(6:32)、主から与えられたのが知恵だけでなく、広い心も与えられたことを示しています。