三年の間

2歴11:17「彼らは三年の間、ユダの王権を強固にし、ソロモンの子レハブアムを励ました。三年の間、彼らがダビデとソロモンの道に歩んだからである」
3年間はレビ人と(13)、主を尋ね求める者たち(16)のおかげでレハブアムは王権を強固にすることができました。しかし、強固になったと思った瞬間、つまり4年目には主の律法を捨て去り(2:1)、5年目にはエジプトの王シシャクの攻撃に遭っています(12:2)。エルサレムには契約の箱を安置してある神殿があります。ヤロブアムに付く10支族たちにはエルサレムがありません。エルサレムはユダの地だからです(ヨシュ15:63)。彼らには契約の箱もなかったので、適当に高き所を作り雄やぎと子牛に仕えたとあります(15)。ことあるたびに出てくる 「子牛」信仰は、エジプトからのものです(出32:8)。ヤロブアムはどこからか子牛の宗教を聞きつけ、2つの子牛をダンとベテルに置きました(1王12:28ー29)。ソロモンは40年王座にいましたが(9:30)、次第に妻たちに心を動かされ異教の神を拝み始め、主から離れてしまいました(1王11:1-10)。彼の子レハブアムにもっと主を求める心があればを思いますが、知恵あるソロモンもダビデ同様子育ては得意ではなかったようです。