あなたがたの行ないはりっぱです

ヤコ2:8「もし、ほんとうにあなたがたが、聖書に従って、「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」という最高の律法を守るなら、あなたがたの行ないはりっぱです 」
2017年度の離婚調査では、離婚原因の上位に「浮気」という項目が目立ちます。毎日「愛します」という言葉を繰り返したとしても、浮気をするならその言葉はむなしいものになります。イエス様も引用した「 あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ(マタ22:39)」は、レビ記の中にあることばで「復讐してはならない。あなたの国の人々を恨んではならない (レビ19:18)」の後に続く律法のことばです。パウロは「愛には偽りがあってはなりません(ロマ12:9)」と言い、愛することを期待するものを裏切ることがあってはならないと言っています。ヤコブは言葉がむなしくならないように、目に見える形で表すように勧めています(17)。救いを得るためには「信仰」ですが(ロマ10:10)、信じたならその信仰を「行ない」によって証明するようにヤコブは訴えています(20)。それはヤコブユダヤ人で、律法の大切さを理解した上での薦めだったのでしょう。イエス様が来られたのは律法が廃棄されるためでなく、むしろ成就するためだとあります(マタ5:17)。律法に書かれている「愛せよ」が行いを伴わないものなら、神のことばは成就したことになりません。すべての人が納得するのはイエス様がしたように、実際に十字架に架かることです。神はすでに愛することを行ないによって示してくださったのです。