エゼキエル12章 へつらいの占いも

エゼ12:24「もう、むなしい幻も、へつらいの占いもことごとく、イスラエルの家からなくなるからだ」

まだ占いを信じている人がイスラエルの中にいたことになります。「占いをする者、卜者、まじない師、呪術者、呪文を唱える者、霊媒をする者、口寄せ、死人に伺いを立てる者があってはならない(申18:10-11)」と律法では厳しく戒められており、本来ならば誰もそのような行為をする者は国内にいないはずです。律法は彼らの判断の支えとなるもので、年月が過ぎようとも変わることがありません。それは「神のことばは永遠に立つ(イザ40:8)」とあるように、どんなに環境が変わっても不変の真理がこの世にはあるのです。ディスペンセーションの人たちは、今は恵みの時代にあるから律法はもう終わったのだと説明します。イエス様は律法の中で大切な戒めは何か、と聞かれたとき「心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ(マタ22:37)」と言われ、申命記のことばを引用しました(申6:5)。次に大切な戒めとして「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ(マタ22:39、レビ19:18)」を挙げています。この2つに集約された律法が新約での律法です。同じように占い、呪い、霊媒なども新約の時代であってもやってはいけません。聖書に書かれており、神のことばは破棄されていないからです。