出エジプト25章 アカシヤ材の箱

出25:10「アカシヤ材の箱を作らなければならない。長さは二キュビト半、幅は一キュビト半、高さは一キュビト半 」
主はイスラエルの民と契約を結ばれます。最初はささげ物(奉納物)の規定です(2-7)。そして「彼らがわたしのために聖所を造るなら、わたしは彼らの中に住む (8)」と聖所に言及しています。通常なら建物(幕屋)を作ってから、中に入れるものを調節します。しかし、ここではまず契約の箱から始まっています。その大きさは長さ2.5キュビト(1.1メートル)、幅と高さは1.5キュビト(66センチ)となっています。この箱は純金で覆われています(11)。金は主がエジプトを出る際に、イスラエルの民がエジプト人に求めるように命じたものです(12:35)。イスラエルは「主はエジプトがこの民に好意を持つようにされた (12:36)」とあるように、比較的簡単に金や銀を手に入れることができました。その金の量は耳飾りだけを集めただけで、金の子牛が造れるほどの量でした(32:2-4)。もちろん首飾りや鼻輪、その他の装飾物は加えられていませんから、かなりの量の金があったことが推測できます。金は0.0001ミリまで延ばすことができ、1グラムの金を1メートル四方まで広げることができます。契約の箱は金張りで、そのふたは純金で作るように命じられています(17)。その他机の上の皿、ひしゃく、水差し、びんはすべて純金でした(37:15)。また燭台も純金です(37:17)。これらは1タラント(約20-34キログラム)の金で作られたとあります(37:24)。エジプトからどれだけ金を分捕ったのでしょうか?