イザヤ3章 私を民の首領にはしてくれるな

イザ3:7「その日、彼は声を張り上げて言う。「私は医者にはなれない。私の家にはパンもなく、着る物もない。私を民の首領にはしてくれるな」」
イザヤがユダとエルサレムについての預言をしているのなら(1:1)、イザヤの預言した「民の首領にしてくれるな」と言った人物はエホヤキムのことではないかと思えます。(2歴36:2)。イザヤの仕えた最後の王ヒゼキヤは偶像を町からなくし、主にそむいた罪を悔い改めました(2王18:4)。しかし、息子マナセは偶像を復活させ、罪を深めます(2王21:3)。マナセの孫のヨシヤは善王で律法の書を見つけ、主に従おうとします(2王22:8)。しかし、ヨシヤが死んだときにユダの滅びは決定的になったのです(2王23:29)。ヨシヤの死後エジプトの傀儡(かいらい)国となったユダは、ヨシヤの子エホヤキムをエジプトの自由にできる王として定めます(2王23:29)。エジプトの支配が決定的になり、お飾りの王でしかなかったエホヤキムは、11年ユダの王でした(2王23:36)。シオンの娘たちは身に着けているあらゆるものが奪われ(18-23)、男は剣に倒されるのは(25)、エホヤキムの後すぐ起きたことです。