エレミヤ16章 先祖以上に悪事を働き

エレ16:12「また、あなたがた自身、あなたがたの先祖以上に悪事を働き、しかも、おのおの悪い、かたくなな心のままに歩み、わたしに聞き従わないので」

ヨシヤ王が死んでからは4人の王が変わっています。エホアハズはヨシヤの子でまだ23歳でした。しかし、彼の治世は3ヶ月と短く終わっています(2王23:30-31)。次いでエホヤキムが王となり、エジプトの傀儡王でした。彼は11年ユダの王でしたが、3年目にバビロンに反逆しています(2王24:1)。11年で亡くなったエホヤキムに変わりエホヤキンが王となりましたが、わずか3ヶ月で第1回目のバビロン捕囚にあり、バビロンに連行されています(2王24:8-12)。最後の王はゼデキヤで11年間王でした。ゼデキヤは9年まではバビロンに従っていましたが、9年目の10月10日にバビロンに包囲され11年に城は陥落し、2回目のバビロン捕囚にあっています(2王25:1-7)。これら4人すべてが主の前にあくを行ない、誰一人としてヨシヤ王の歩んだ道を歩もうとはしませんでした。エレミヤの預言によれば、先祖以上に悪事をはたらき、頑なな心のままに歩み、主に聞き従わなかったのです。ヨシヤ王はヒゼキヤ以上に偶像を退け、忌むべきものを全て取り去りました(2王23:24)。しかし、すぐ次の王からは偶像を復活させ、ほかの神を拝むことをやめなかったのです。