イザヤ46章 まだなされていない事を

イザ46:10「わたしは、終わりの事を初めから告げ、まだなされていない事を昔から告げ、『わたしのはかりごとは成就し、わたしの望む事をすべて成し遂げる』と言う」
聖書にはいくつかのイスラエル再建国の預言がありますが、どれも2000年以上前に預言者によって語られたものです。イザヤでは「東から、あなたの子孫を来させ、西から、あなたを集める(43:5)」が有名で、アモスでは「わたしの民イスラエルの繁栄を元どおりにする(アモ9:14)」というものがあります。その他エゼキエル(エゼ36:24)、エレミヤ(エレ16:14)にも見られます。あるものは2400年前に預言されたもので神の時間の感覚と人の感覚には大きな隔たりがあることがわかります。こうなると黙示録の終わりの時代のシナリオも(黙19章以降)、夢の出来事ではないようです。そもそも再臨が秒読みだと誰もが考え、聖書には「天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります(使1:11)」と書かれています。しかし、神はいつ来られるかを隠しておられ、盗人のようにやってくることもよく知られています(2ペテ3:10)。どんなに探ってみても、聖書のことばにはかないません。それは「わたしの望む事をすべて成し遂げる」ということばからもわかります。神が望む事をすべて理解しない限り、再臨の時もわからないのです。