イザヤ54章 荒れ果てた町々を人の住む所とする

イザ54:3「あなたは右と左にふえ広がり、あなたの子孫は、国々を所有し、荒れ果てた町々を人の住む所とするからだ」
1948年に建国されたイスラエルのデータを参考にするなら、建国時の人口75万人に対し、2015年には800万人を超えています。この内ユダヤ人は約600万人で、建国時の8倍の数になっています。また、領土に関しては1947年のパレスチナ分割の国連決議ではイスラエルはネゲブ砂漠と地中海側のわずかな土地を示され、その比率は6:4でパレスチナのほうが広く、エルサレムパレスチナ側でした。しかし、第一次中東戦争エルサレムの西側を含む多くの土地を奪取し、さらに第3次中東戦争にはエルサレムの全域を実効支配し、首都に制定しました。イスラエルは ネゲブ砂漠の土地をハイテク技術と灌漑を組み合わせ、自給率90%という農業大国になっています。また、イスラエルにはキブツという農作集落があり、集落での自給自足を奨励しています。乾期には4か月以上ほとんど雨の降らないイスラエルでは、日本からも研修に来るほどの開拓技術を誇っており、まさしく「荒れ果てた町々を人の住む所」にするというイザヤの預言の通りです。