詩篇93篇 主は、王であられ

詩93:1「主は、王であられ、みいつをまとっておられます。主はまとっておられます。力を身に帯びておられます。まことに、世界は堅く建てられ、揺らぐことはありません」
モーセ、アロン、ヨシュアは偉大な指導者であり、神のことばを伝える良き導き手でした。しかし、彼らは永遠には生きず、死んでいきました。次の士師たちも強いリーダーではありましたが、イスラエルの民を完全に治めることはできませんでした。そして、王の時代になりダビデ、ソロモンと黄金期を迎えますが、彼らもまた不老不死ではなく、永遠にその栄華を保つこともなかったのです。いつの時代でも正義が行われ、不正は裁かれ、正しい者に正しく恵みが施されることが難しいことがわかります。ところが王が「主」であるなら話は別です。詩篇93篇は「王は主であられ」…そのような書き出しで始まっています。イエス様は「天の御国が近づいたから(マタ4:17)」と宣教をスタートさせました。天の御国は神が治める国のことです。そのようなことが本当に起きるのでしょうか?聖書に書かれているのなら、それは真実なことです。神はすべての人が福音を聞くまで待っておられます(マタ24:14)。どんなに優れた指導者でも、必ず世代交代はあります。しかし、神ご自身が王であるなら、100%信用できる国ができると思います。