1列王記22章 友好関係を保っていた

1王22:44「ヨシャパテはイスラエルの王と友好関係を保っていた」
ヨシャパテはイスラエル国との講和を図り、自分の息子ヨラムとアハブの娘アタルヤとを結婚させています。ヨシャパテとしては友好関係を強くするつもりでしょうが、アタルヤを招き入れたことはサタンを招き入れることに匹敵します(2王8:26)。アタルヤは自分の息子に、自分の兄と同じ名前「アハズヤ」と名付けイゼベル侵略は着実に進行していきます。後のイスラエル王エフーは、アハブとイゼベル一族を嫌い、アハブの息子ヨラムを矢で殺し(2王9:24)、イゼベルを窓から突き落とさせ(2王9:33)、アハブ王家70人の子を皆殺しにします(2王19:7)。これらの際に民はエフーに味方するのです。アハブ、イゼベルが国民にも嫌われていたことがわかります。しかし、ヨシャパテの判断ミスで、イゼベルのDNAを持つ娘がユダに入り込んでしまっています。アタルヤもまた彼女が死んだときに、国民は「みな喜び、この町は平穏であった(2歴23:21)」とあります。ヨシャパテの友好政策は、単純に血縁関係を結ぶことで良い結果になるはずでした。しかし、最悪の親子を親族にしたことで、これ以降イスラエルとユダで娘を嫁がせることはありませんでした。