エゼキエル1章 彼らの翼の音を聞いた

エゼ1:24「彼らが進むとき、私は。それは大水のとどろきのようであり、全能者の声のようであった。それは陣営の騒音のような大きな音で、彼らが立ち止まるときには、その翼を垂れた」
エゼキエルはどこかで「全能者の声」を聞いたことがあるのでしょうか?ケルビムの翼の音は相当な大音量らしく、大水のとどろきのようだった、とあります。大きな滝のそばでは、水の音が激しく、人は会話することもできません。主の声については詩篇29篇に詳細が書かれています。それによるなら主の声は「水の上にあり、栄光の神は、雷鳴を響かせる(詩29:3)」とあり、エゼキエルの描写のように水が関係しています。その他「杉の木を引き裂く(詩29:5)」「火の炎を、ひらめかせる(詩29:7)」「荒野をゆすぶり(詩29:8)」「大森林を裸にする(詩29:9)」と続き、水の描写だけでなく、火にも関係し、地をゆすぶることも書かれています。ユダヤ人は主の声を聞くなら死ぬと考えていました(申5:25)。そのような大音量を出し移動するケルビムの描写は難解で、輪は移動するためのものでなく、それ自体生き物の霊が宿っていることになっています(21)。ケルビムを十分に観察し終わったエゼキエルは、その上方に王座を見つけます(26)。エゼキエルは幻の中で、主の声を聞き、特彼らの翼の音を聞いたに時代を超えての終末について預言を残しています。