エゼキエル23章 彼女たちは姦通し

エゼ23:37「彼女たちは姦通し、その手は血に染まっている。彼女たちは自分たちの偶像と姦通し、わたしのために産んだ子どもをさえ、それらのために火の中を通らせて、焼き尽くした」
エジプトとの淫行は出エジプトのころの話だと思われます(8)。モーセが山に登り十戒を授かっている間にも、金の子牛を作り拝もうとしていました(出32:24)。エジプトの神を忘れることができなかったのです。主はこれを「姦通」だと言われます(5)。姉のオホラはアッシリアの総督、長官に恋い慕ったとあります(5)。これは同盟あるいは朝貢を指していると思います。実際にイスラエルの最後の王ホセアはアッシリアに貢ぎ物を納めています(2王17:3)。ヒゼキヤもアッシリアに銀全部と主の柱、神殿の扉の金を削いで渡しています(2王18:15-16)。裸をさらすというのは(10)、自国の財産がどれだけあるかを相手に伝えることです。ヒゼキヤはバビロンの王メロダク・バルアダンに宝物倉にあるすべてを見せています(2王20:13)。メロダク・バルアダンはすぐにユダを攻めて、陥落させませんでしたが、後にバビロンがユダを攻めようとする動機付けにはなったと思います。しかし、主はそのような朝貢も、淫行だと言われ、姉も妹もアッシリアに、妹はさらにバビロンにすり寄っていったことを嫌っています。