箴言13章 期待が長びくと心は病む

箴13:12「期待が長びくと心は病む。望みがかなうことは、いのちの木である」
「期待が長びくと心は病む」は新共同訳では「待ち続けるだけでは心が病む」と訳され、口語訳では「望みを得ることが長びくときは、心を悩ます」と訳されています。どの訳でも時間と心の関係を表しています。望みが叶うことはうれしいことで、「いのちの木」だとあります。しかし、望みまでの道のりが長いと神への信仰が揺らぐこともあります。もし、正しい望みならば期待して待つことができるでしょう。「正しい」の定義は「何事でも神のみこころにかなう願いをするなら、神はその願いを聞いてくださるということ、これこそ神に対する私たちの確信です(1ヨハ5:14)」とあるように、「神のみこころにかなう」ということです。自分の利益や悪いことを期待して神に願うなら、その期待はかなえられないでしょう。世の終わりには不法がはびこり、愛は冷たくなります(マタ24:12)。それでも最後まで耐え忍ぶ者は救われるとイエス様は言われました(マタ24:13)。それは全てのクリスチャンの期待のことばです。長く待たされても、望みがかなうときには全ての人にいのちが与えられるのです。