箴言21章 心の値うちをはかられる

箴21:2「人は自分の道はみな正しいと思う。しかし主は人の心の値うちをはかられる」
誰もが大きく広い門や道の方が正しいと思いがちです。イエス様は「滅びに至る門は大きく、その道は広い(マタ7:13)」と言われ、人が選択する安易な道は滅びに至るのだと指摘されています。それゆえに、イエス様は「狭い門から入りなさい(マタ7:13)」と教えています。「少しぐらい、道理を曲げても大丈夫だろう」とか「自分の利益のためなら、多少他人が犠牲になってもよい」と思い始めるなら、何かが人の心に入り込んでいるのです。そのように傾く人の心の中を神は見ておられます。「心の値打ち」という具体的なヘブル語はありませんが、原語では「takan(タヘン)」という単語が使われています。「等しくする」とか「重さをはかる」という意味です。心がどこに傾いているのか、あるいは平等で公平な心を持ち合わせているのかは、神が最も注意しておられる点です。自分の利益や損得を考えるのなら、それは誰もが通る広い道です。神が用意される道は狭く、人から見るなら不自由な道です。狭い道に気付く「心」に対して、高い評価をしてくださるお方は主のみです。そういう人は値うちをはかられ、神からの正しい道の選択をするようになるのだと思います。