箴言31章 私の誓願の子よ

箴31:2「私の子よ、何を言おうか。私の胎の子よ、何を言おうか。私の誓願の子よ、何を言おうか」
レムエルの母は誓願を立てていたようです。サムエルの母ハンナも、自分が不妊であることを悩み、主に対して誓願を立てた記述があります(1サム1:11)。その結果としてサムエルが与えられました(1サム1:20)。また、士師記のサムソンの両親は、サムソンが生まれる前に神の使いから、生まれてくる子が神へのナジル人として召されたことを告げられています(士13:5)。サムソンも誓願の子であり、ペリシテ人につかまるまで一度もかみそりを頭にあてたことがありませんでした。そうすると、レムエルの母も不妊で子どもが授かることを願っていたか、あるいは、生まれてくる子に対して神に誓願を立て、もの断ちをしたのかもしれません。とにかく、レムエルの母はレムエルに対して強い思いがあったことがわかります。その母が強く語った箴言とは「女」についてのことでした(3)。最も気に病んでいたのは息子レムエルが「しっかりした妻」を選ぶかどうかです(10-29)。