エズラ8章 王に求めるのを恥じた

エズラ8:22「私は道中の敵から私たちを助ける部隊と騎兵たちを王に求めるのを恥じたからである。私たちは、かつて王に、「私たちの神の御手は、神を尋ね求めるすべての者の上に幸いを下し、その力と怒りとは、神を捨てるすべての者の上に下る」と言っていたからである」
知り合いのクリスチャンに2000年にはイエス様が来られるから、と言って年金をかけなかった人がいました。何かを信じそのように行動することが悪いわけではありませんが、エズラもまた「主は助けぬし」だから、道中の護衛はいらないと断っていました。確かに、目に見えないものを確信することは難しいことですが、もし確信できるなら信仰とみなされます(ヘブ11:1)。エズラには死刑、追放、財産の没収、投獄にいたるまで判決を下せる権威を王からもらっていました(7:25)。しかし、道中に盗賊に襲われるのは、どんなに権威があったとしても想定外の出来事です。ここに信仰と現実のギャップがあります。エズラはこのために断食して神に願い求めたとあります(23)。神が守ってくださるから大丈夫だとしても、神に願い求めることは大切なことです。エズラが単なる学者たけでなく、主を求める者であったことは特筆すべきことでしょう。聖書に通じていただけでなく、へりくだり主を求める姿勢に学ぶべき点があると思います。