ゼカリヤ8章 ユダヤ人のすそを堅くつかみ

ゼカ8:23「万軍の主はこう仰せられる。「その日には、外国語を話すあらゆる民のうちの十人が、ひとりのユダヤ人のすそを堅くつかみ、『私たちもあなたがたといっしょに行きたい。神があなたがたとともにおられる、と聞いたからだ』と言う」」
ゼカリヤの言う外国語はヘブル語かアラム語以外のことです。「いっしょに行きたい」場所は、神がともにおられる場所のことだと思います。「その日」が終わりの日とするなら、黙示録に書かれている千年王国のことかもしれません(黙20:6)。千年王国には多くの座があり、神のために殉教した者たちが生き返ってその座に着くとあります(黙20:4)。しかし、ユダヤ人は今でもキリストを認めず、メシヤの到来はまだ先のことだと考えています。千年王国に入ろうとするユダヤ人のすそを堅くつかんで、「いっしょに行きたい」と言うのなら、そのユダヤ人はキリストを信じ、救いを受けた者ということになります。聖書には、終わりの時代のことは書かれていますが、どのようにユダヤ人が神と和解し、キリストの救いを受けてクリスチャンと肩を並べて礼拝するようになるか、その過程は書かれていません。ユダヤ人のすそをつかんだ外国人が、果てしてユダヤ人とともに行くことができたかどうかはわかりませんが、千年王国のまわりに諸国があり、外国人が住んでいることは黙示録に書かれています(黙20:8)。そこには千年の終わりに惑わされ、都を取り囲む人々が住んでいます(黙20:7-9)。