ゼカリヤ12章 エルサレムに攻めて来るすべての国々

ゼカ12:9「その日、わたしは、エルサレムに攻めて来るすべての国々を捜して滅ぼそう」
その日はイスラエルが多くの軍隊に囲まれるときのことです。黙示録ではハルマゲドンだと書かれています(黙16:16)。「多くの」というのは全部ではないということで、ゼカリヤの預言では「それをかつぐ者は、ひどく傷を受ける(3)」とあり、イスラエルを助けようとするなら痛手を受けるようになります。1948年にイスラエルは再建国し、1998年にはヨベルの年を迎え、2018年には建国70周年を迎えました。その間に4回の中東戦争があり、すべてにイスラエルが絡んでいます。第1次中東戦争はかなり運まかせの勝利でしたが、第3次、第4次中東戦争ではイスラエル軍にどの国も歯が立たなかったのです。そのくらいイスラエルは軍備に力を入れ、現在では小競り合いはあるものの、面と向かって戦いを挑んでくる国は無くなりました。1つは豊富な財力を活かして最新鋭の武器を持っていることと、もう1つの理由は公式ではありませんが、イスラエルが核保有をしていることが挙げられます。これは公然の秘密で、イスラエルを囲むどの国も核の報復を恐れて手が出せない状況です。果たして「その日」にはどのような国々がイスラエルを包囲するのでしょうか。