マタイ7章 羊のなりをして

マタ7:15「にせ預言者たちに気をつけなさい。彼らは羊のなりをしてやって来るが、うちは貪欲な狼です」
預言者は神のことばを預かる者で、預言者によっては夢や幻を見せられ(イザ1:1)、それを伝える場合もあります。預言者は旧約時代の神のことばを預かる者とは限らず、現代では神のことばを取り次ぐものとして、説教者が挙げられます。神のことばを語る割には俗っぽく、金銭を好み、大酒のみなどという人ならどうでしょう?イエス様の言われた「実によって彼らを見分けることができます(16)」は、パウロの言う御霊の実を調べることが必要です。それは    愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制(ガラ5:22-23)だとされています。〇〇聖書学校を首席で卒業したからとか、家族がクリスチャンだからとか、そういうタイトルを利用したがるのはサタンの常とう手段です。ここでは羊のなりをした狼という表現が使われています。優しそうに見えるとか、誠実そうだという外見は一番騙されやすく、逆に騙しやすいものです。詐欺師の大きな特徴は、口がうまいことだそうです。あたかも自分の友達のふりをして、まんまと騙すのです。実を見分けるには、ある程度の経験が必要かも知れません。それでもイエス様が言われたのなら頑張って実を見分ける必要があります。