使徒13章 れからは異邦人のほうへ向かいます

使13:46「そこでパウロバルナバは、はっきりとこう宣言した。「神のことばは、まずあなたがたに語られなければならなかったのです。しかし、あなたがたはそれを拒んで、自分自身を永遠のいのちにふさわしくない者と決めたのです。見なさい。私たちは、これからは異邦人のほうへ向かいます」」
パウロバルナバは「会堂」すなわちシナゴーグに入り、安息日を守っていました(14)。集会の終わりに、彼らに奨励の言葉を語るように会堂管理者に勧められます(15)。会堂にいるのはユダヤ人ですから、パウロは大胆に旧約聖書からキリストが来られることを証し、イエス様こそがキリストだと説明したのです(16-41)。会堂管理者は次の安息日にも話をするように頼みます(42)。すると噂を聞きつけた町中の人が次の安息日に集まってきます(44)。しかし、伝統を重んじるユダヤ人には到底受け入れられなく、聖書には「口ぎたなくののしった」とあります(45)。古くから預言者によって語られた「メシヤ」を待ち望んでいたのはユダヤ人のはずです。まず、彼らに語ろうとしたパウロバルナバは、賢い選択をしたと思います。今回もユダヤ人のねたみが福音を妨げました(45)。ユダヤ人が罪から解放され、永遠のいのちについて語っても、多くの群衆を惑わす者のようにしか映らなかったのです。宣教が異邦人に及んだということで、パウロバルナバには時間が足りなくなってしまいました。異邦人の数はユダヤ人の比ではありません。彼らはイザヤの預言した「あなたが地の果てまでも救いをもたらすためである(イザ49:6)」を成就するために旅立ったのです。