申命記17章 多くの妻を持ってはならない

申17:17「多くの妻を持ってはならない。心をそらせてはならない。自分のために金銀を非常に多くふやしてはならない」
「多くの妻を持ってはならない」と「金銀を非常に多くふやしてはならない」という2つの律法が書かれています。たった2つですが、神が守り行なうべき教えとしてイスラエルの民に与えた戒めです(19)。律法の数は613あるとされ、その中には申命記17章17節のことばも含まれています。ソロモンは700人の妻と、300人の妾がいて彼女たちがソロモンの心を他の神へと導きました(1王11:3)。また、ソロモンが用いる器はすべて純金でできており、ソロモンの時代に銀は価値あるものとはみなされていませんでした(1王10:21)。神が金銀を多く持つことを戒めているにもかかわらず、その教えには耳を貸そうとしなかったのです。妻の数についても、ソロモンだけではなく、ダビデも何人かの妻がいました。やがて時代が流れ、イエス様の時代には、一夫一婦制は浸透しており、マリヤが聖霊によって身ごもったことをヨセフはかなり悩んでいたことが書かれています(マタ1:19)。もし、事実なら妻マリヤは誰かと貫通していたことになります。しかし、ヨセフは神を信じるがゆえに、夢で御使いが言ったことを信じたのです(マタ1:20)。現在では離婚して、すぐ別の相手と結婚する人もいるようですが、それは形を変えた一夫多妻制のような気がします。妻はひとり、財産はほどほどに、というのが一番良いのではないでしょうか。