申命記18章 卜者や占い師に聞き従ってきた

申18:14「あなたが占領しようとしているこれらの異邦の民は、卜者や占い師に聞き従ってきたのは確かである。しかし、あなたには、あなたの神、主は、そうすることを許されない」
神が何を見ているかがわかります。異邦の民にも目を注がれて、彼らが卜者や占い師に心を傾けていることをご覧になっています。これらのことは主が忌み嫌うものだと書かれています(12)。それゆえに彼らはイスラエルによって占領されるのです。けっして「私が正しいから、主が私にこの地を得させてくださったのだ(9:4)」と言ってはならないのです。主はイスラエルの民を愛しておられます(23:5)。同時に他の民にも目を注がれておられるのです。「主はその御目をもって、あまねく全地を見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力をあらわしてくださるのです(2歴16:9)」とあるように、目は全地に注がれています。ただ心が神と一致する者がいないだけです。もし御心にかなう者がいるなら、神は喜んでその御力を注ぎ、彼らを通して主の栄光を輝かせてくださるでしょう。残念ながら約束の地にはそのような者はいませんでした。ちょうどアブラハムが主にソドムに10人の正しい者がいたなら、という問いかけに似ていると思います(創18:32)。それどころか占いに興じる人たちがその地にはいたのです。