申命記23章 神殿娼婦になってはならない

申23:17「イスラエルの女子は神殿娼婦になってはならない。イスラエルの男子は神殿男娼になってはならない」
「娼婦」にあたるヘブル語は「qadesh(カデーシュ)」で、聖書ではユダの息子の嫁タマルが、娼婦の格好をしてユダの子を授かったときに使われています(創38:22)。ヤコブの時代からあった娼婦は、世界最古の商売とも言われ、人類誕生の頃からあったのではないかと言われています。約束の地に入ろうとするイスラエルの民に、まだソロモンの神殿も完成していない頃に神殿娼婦になってはならないと命じられています。それどころか、神殿男娼にもなってはならないと言われています。男娼に当たるヘブル語はありませんが、売春に当たる「qadesh(カデーシュ)」に男性か女性の単語をつけることによって区別しています。アブラハムの時代に同性愛で有名なソドムは滅びたはずですが、同性愛の風習が世界からなくなったわけではありません。主ご自身が「ねたむ神(4:24など)」と言われておられるのですから、人を愛するときも他の相手と関係を持つことがいかに忌み嫌われるかがわかります。ましてや同性が相手となると、何のために男と女を造ったかがわからなくなってしまいます。それに「生めよ、ふえよ、地に満ちよ(創9:1)」と言われたことばに反します。終わりの時代にはソドムのように、同性愛が蔓延し、神が最初にご計画された自然の摂理が崩れていきます。サタンが考えた究極の方法は、人が増えないようにすることです。