詩篇49篇 自分の身代金を神に払うことはできない

詩49:7「人は自分の兄弟をも買い戻すことはできない。自分の身代金を神に払うことはできない」
2020年にコロナウイルスの危機がありました。多くの国が「lockdown」をして都市封鎖の中、人々は外出を禁止されました。日本は都市封鎖を法律上できないため、あくまでも「自粛」を要請することしかできません。しかし、そのような時でも、多くの人がパチンコ屋に通う様子がニュースで報じられていました。彼らには「いのち」よりも一時の娯楽の方が大切なのです。イエス様は「人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう(マタ16:26)」と言われました。コロナウイルスの感染率が1万分の一で、感染者の致死率が4%前後だというので、真剣に受け止めない人が多くいたのは事実です。ノアの洪水の前もよく似ていました。ノアがどんなに大雨が降ると説明しても、誰もそれを信じる者はいませんでした。彼らは40日降りやまない雨を見て、初めてノアのことばが本当だと悟るのです。しかし、現実を目撃したときにはすでにノアの箱舟の戸は閉まった後でした。何を信じて、心に留めるかは人の自由です。滅びにいたる選択をしないように気を付けなければなりません。