詩篇50篇 感謝のいけにえを

詩50:14「感謝のいけにえを神にささげよ。あなたの誓いをいと高き方に果たせ」
全焼のいけにえをささげるときには、雄羊を焼き主へのなだめの香りとしなければなりませんでした(出29:18)。そして感謝のいけにえをささげるときは、同時に「油を混ぜた種を入れない輪型のパンと、油を塗った種を入れないせんべい、さらに油を混ぜてよくこねた小麦粉の輪型のパンをささげなければならない(レビ7:12)」とされていました。この輪型のパンがベーグルとして世に広がり、低脂肪で栄養豊富ということで女性の間に大人気となりました。もともとはアシュケナジーユダヤ人(白人系ユダヤ人)の中で食べられていたもので、彼らが輪型のパンを食べるようになったのは聖書の記述に従っていた祭司たちのパンが広まったものです。しかし、ベーグルを単なる健康食ぐらいにしか思っていない人が多く、まさか聖書の中の感謝のいけにえに添えられていたパンとは想像もしていないと思います。きっかけはどうであれ、多くの人が知らないうちに、主への感謝のささげものをしているのは不思議な感じがします。願わくば、ベーグルを食べるときには主を思い出し、感謝をささげる習慣も広まれば良いと思います。