レビ記7章 脂肪をいっさい食べてはならない

レビ7:23「イスラエル人に告げて言え。あなたがたは、牛や、羊、あるいはやぎの脂肪をいっさい食べてはならない」

脂肪と血については厳しく食べないように戒められています(26)。もし、脂肪を食べてはいけないというのが、ささげ物に限らず、一般の生活でも適応されるならイスラエルの民には肥満という悩みはなかったでしょう。また、肉を食べる場合でも血は注ぎ出して、血のあるままで食べることは禁じられています。それは血の中にいのちがあるとされているからです(17:11)。焼いた肉に関しては、翌日までに食べることが命じられており、それを過ぎるなら火で焼かなければなりません(19:6)。ただし、そのいけにえが請願のものや、進んで捧げるものならば、翌日を過ぎても食べることができます(18)。しかし、それも3日が限度でそれを過ぎて食べるなら、ささげ物としての価値がなくなってしまいます(18)。この三日間のルールだけはささげ物の中の例外で、2日目になっても肉を食べられることになります。もちろん荒野では高温のため、3日もすると肉は腐ってしまいますから、そういう配慮もあったのではないかと推測できます。また、血の中にはウイルスも含まれており、何の処理もせず人の体内に入るなら感染症などの危険性があります。医学的に見ても、脂肪、血、肉を食べる規定には神の配慮が隠されているのだと思います。