詩篇55篇 あなたの重荷を主にゆだねよ

詩55:22「あなたの重荷を主にゆだねよ。主は、あなたのことを心配してくださる。主は決して、正しい者がゆるがされるようにはなさらない」
ダビデが「重荷を主にゆだねよ」と言うのに対して、イエス様はダビデの詩に呼応するように「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます(マタ11:28)」と言われました。ダビデの詩の「重荷」はヘブル語「yatab(ヤターブ)」で、イエス様の言われた「重荷」のギリシャ語は「phortizo(ファルティーゾ)」という単語が使われています。ともに自分では抱えきれない責任や重圧のことを指す言葉です。また、「あなたのことを心配してくださる」と書かれているのに対し、イエス様の「あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります(マタ6:34)」と言われています。重荷を主にゆだねることができるのなら、あすを心配する必要はなくなります。なぜなら、神があすのことを考えてくださるからです。ゆだねることができるかどうかは、目をつぶって一歩踏み出すことに似ています。ひょっとしたら深い谷底に落ちるかもしれません。しかし、ゆだねた以上信頼するしかないのです。