2テサロニケ1章 御使いたちを従えて

2テサ1:7「苦しめられているあなたがたには、私たちとともに、報いとして安息を与えてくださることは、神にとって正しいことなのです。そのことは、主イエスが、炎の中に、力ある御使いたちを従えて天から現われるときに起こります」
なぜパウロは、テサロニケの教会には、再臨のことを書いたのでしょうか(1テサ4:13-5:3)。テサロニケの教会の中にはすぐにでも自分たちが引き上げられるように錯覚した者もいたようです。終末論はいつの時代にも教会の中で論議の的となりました。現在ではディスペンセーション神学が主流のようですが、彼らは携挙が大好きな人たちです。特にレフト・ビハインドなどは、聖書の次に愛読している本で、そこに書いてあることは事実だと考えています。パウロは主イエスは、炎の中に力ある御使いたちを従えて天から現れると書いています(7)。単純に考えて、レフトビハインドのように、クリスチャンがある日忽然といなくなったら、しかも、それは数億人という単位でいなくなったら、世界中の人は神を即座に認めるようになるでしょう。ある学者の考えは、引き上げられたら7年半の大寒難があり、再臨がその後あるというシナリオらしいです。人が消えたら、7年半のさばきがあるのがわかっているのに、悔い改めないバカがいるでしょうか。もちろん少数の人たちは、それでも神を認めないかもしれません。しかし、多くの人は瞬時に神がおられることを知るのです。これが神が考えた、福音の伝え方なのでしょうか?今まで、耐え忍び、殉教もいとわない信仰の勇者たちの努力はどうなるのでしょう。