詩篇104篇 みわざはなんと多いことでしょう

詩104:24「主よ。あなたのみわざはなんと多いことでしょう。あなたは、それらをみな、知恵をもって造っておられます。地はあなたの造られたもので満ちています」
宇宙に目を向けるなら、その果てしない広さに圧倒されるでしょう。主は太陽と月を備えられました(74:16)。しかし、それは地球から見た様子で、実際には地球が太陽の周りを回り、月が地球の周りを回っているためにそのように見えるのです。地球は太陽に近すぎず、遠すぎず、最適な位置にあります。地上に目を向けると、地と水の境が決められ(9)、水を山々に流れさせ多くの獣を養われます(10-11)。日の昇る時間も、夜になる時間も神が支配しておられます。その中で人も獣も営んでいるのです。宇宙の仕組みを理解できる人はいるでしょうか。人体の仕組みを細部まで説明することのできる人はいるでしょうか。これらはすべて唯一の神、聖書の神の知恵によって造られたものです。かつて「密雲の頂に上り、いと高き方のようになろう(イザ14:14)」と考えた者がいました。彼にはその栄光の輝きしか見えていなかったように思えます。もし、明けの明星と呼ばれた者が、神の座に着いたなら、主がなさっているすべてのわざを継承しなければならないのです。人間ならば、その複雑さに脳が爆発してしまうかもしれません。人は神のわざの全部を理解できません。ただその御わざに驚き、感嘆するだけです。そして、この詩篇の歌い手のように、最後は主をほめたたえ、ハレルヤというのです。