エレミヤ4章 あなたの行ないとあなたのわざが

エレ4:18「あなたの行ないと、あなたのわざが、あなたの身にこれを招いたのだ。これがあなたへのわざわいで、実に苦い。もう、あなたの心臓にまで達している」
神を信じるなら、神に導かれ正しい道を歩むようになる、というのは理想ですが、現実は生活の中で多くの選択をしなければなりません。主に「あなたの行いと、わざが、あなたの身にこれを招いた(18)」と言われるのなら耳の痛いことです。イスラエルの選ぶべき道は簡単でした。十戒を教えてくれた、アブラハムモーセの神を拝み、他の神々を避ければ良いのです。なぜそんな簡単なことが、と思いたくなりますが、実は簡単ではないのです。何よりも目に見えない神よりは、偶像があったほうがわかりやすい、というのが誰もが考えることです。すでに彼らへのさばきは決定し、兵士や騎兵が押し寄せて来ます(29)。有事の際にはもうどうすることもできません。女がいくら着飾り、化粧をして美しく見せようとしても(30)、剣や槍の前では何の意味もないのです。なぜなら主がさばきを決め、その決定は悔いず、とりやめることもないとあります(27)。すべての元凶はイスラエルのすべての民が選んだ道の結果です。「あなたがこれを招いたのだ」と言われる主のことばに憐れみはありません。唯一「しかし、わたしはことごとくは滅ぼさない(27)」ということばに僅かながらの希望を残すだけです。主のことばが現実になるまで、神を侮り、やりたい放題なのは私たちへの警告でもあります。