エゼキエル7章 次のような主のことばがあった

エゼ7:1「ついで、私に次のような主のことばがあった」
片方の脇を下にして寝るパフォーマンス(4:2-7)や雑穀を混ぜて牛の糞で焼いて食べるなど(4:12)、一連のエゼキエルによる強い警告は十分にイスラエルの民に伝わったと思います。その上で、イスラエルに主のさばきが下ることが預言されています(6章)。そして、主の怒りは満ちて、ついに預言が成就するときが来たのです。エゼキエルの預言には、容赦ない主の怒りの矛先がイスラエルに向けられていることが告げられています。「終わりが来た(3)「わざわいが来る(5)」「終わりが来る(6)」「その日が来る(10)」「その日が近づいた(12)」「苦悩がやって来る(25)」これらすべてのことばは、主がもう待たないことを示しています。主はエゼキエル以外にエレミヤも遣わしており、2人の預言者によってバビロンが攻めてきたときに何が起きるかが知らされていました。エレミヤはバビロンに逆らわず、捕囚されてバビロンの地に行くことが唯一の生き延びる術だと述べています(エレ27:12)。それに対し、エゼキエルはイスラエルとユダが犯した罪を示し、エルサレム城内で起きる悲惨な結末を語っています。ソロモンが異教の神を拝むようになって以来、両国ともに20人の王が即位しましたが、一人として主の目にかなうことをしてこなかったのです。