2列王記10章 みな打ち殺し

2王10:11「そして、エフーは、アハブの家に属する者でイズレエルに残っていた者全部、身分の高い者、親しい者、その祭司たちを、みな打ち殺し、ひとりも生き残る者がないまでにした」
エフーは、アハブ家を根絶やしにすることに重きを置いていました。それほど、アハブとイゼベルは厄介な存在だったのです。アハブがヤロブアムが罪のうちの歩むことは軽いことだったと書かれています(1王16:31)。また、シドンの王の娘イゼベルを妻に迎え、彼女の神バアルを拝んでいます(1王16:31)。彼はアシェラ像も作っており、ヤロブアムの金の子牛だけでなく、バアル、アシェラとその罪は重くなっていきます。それに加えて、イゼベルは主の預言者たちを次から次へと殺しています(1王18:4)。イゼベルは、バアルの預言者たちを殺した(1王19:40)エリヤを執拗に付け狙います(1王19:2)。このときにエリヤにエフーを王にせよと預言があったのです(1王19:16)。イゼベルは夫アハブをそそのかし続け、主の前で悪を行わせた張本人です(1王21:25)。おそらく民にも人気はなく、エフーがイゼベルを突き落とすように言ったとき、2-3人の宦官が突き落としています(9:32)。アハブも同様で、民のつかさたちに自分に味方するように手紙を書いたなら、すぐにアハブの子70人の首が届けられています(6)。アハブ、イゼベルは、ユダ国のアタルヤ、マナセに匹敵する悪だったのです。