1歴代誌7章 アシェルの子は

1歴7:30「アシェルの子は、イムナ、イシュワ、イシュビ、ベリアと彼らの姉妹セラフ」
イッサカル(1)、ベニヤミン(6)、ナフタリ(13)、マナセ(14)、エフライム(20)と続き最後にアシェルとなります。ルベンからユダ12部族の系図を見ているわけですが、8章に再びベニヤミンの系図が書かれ、サウル(8:33)とヨナタンの子孫の系図で終わっています。9章では「全イスラエル系図に載せられた(9:1)」と書かれ、歴代誌の最初から続く、長い系図の章は8章で終わっています。しかし、ダンとゼブルンに関しては載せられていません。ゼブルンからは士師のエロンが出ていますし(士12:11)、民数記ではゼブルン57,400人(民1:31)、ダンは62,700人(民1:39)の登録者がいたことが書かれています。ゼブルンは約束の地で3番くじを引き、それなりの土地を得ています(ヨシュ19:10)。ただ、ダン族は7番目の最後のくじを引いたために最も小さい土地が割り当てられています(ヨシュ19:40)。ダンとゼブルンが12部族から外れているわけでもないでしょうから、何らかの意図があって書かれていないのだと思います。不思議なことに黙示録で、144,000人のイスラエル部族に印が押されている中でダン部族だけが外れています(黙7:4-8)。旧約、新約でダンだけが外されているのです。