1歴代誌26章 全く同じように割り当てられた

1歴26:12「門衛のこれらの各組に対し、主の宮で仕える任務が、彼らのかしらごとに、彼らの兄弟たちと全く同じように割り当てられた」
現代でもそうですが、警備の仕事は24時間体制で行われます。門衛に割り当てられた者たちは、時間を決めて交代しながら休むことなく門の前に立ち続けたのです。その配列の決め方は「くじ」で決められ(13)、くじは誰の思いも入っていない神の御心だと考えられていました。門は東西南北に加えて、上り坂の大路のシャレケテ門がありました(14-16)。さらに「倉」の番人も必要でした(15-17)。「レビ人のアヒヤは、神の宮の宝物倉および聖なるささげ物の宝物倉をつかさどった(20)」とあるので、宝物倉の番人以外に、宝物を管理するものが決まっていました。実際のソロモン神殿には、東西南北の門以外に、外庭、内庭を通る道があり、清められていない一般の人が聖所に近づいたり、入ったりしないようにするのも彼らの役目でした。メラリ族(10)とゲルション族(21)には、新しい役目が与えられました。それは、もう幕屋を囲う板や聖所に置かれた、パンの机、燭台、香壇、ならびに祭壇、洗盤など、組み立てたり、運んだりする必要がなくなったからです。これらの役割もダビデの指導のもとに行われました。ダビデは神殿のための杉材や金、銀、青銅を用意しただけでなく、このような神殿が建てられてからのレビ人の割り当てと配置まで準備しておいたのです。