1歴代誌27章 フシャイは王の友であった

1歴27:33「アヒトフェルは王の議官で、アルキ人フシャイは王の友であった」
兵役は12ヶ月の交替制で、各月に24000人がその任務に就くことになりました。これ以外に宝物倉、畑、ぶどう畑、オリーブといちじく、牛、らくだ、雌ろば、羊(25-31)など、国の財産を管理する担当者の名前が書かれています。アヒトフェルは、エリヤムの父であり(2サム23:34)、エリヤムはバテ・シェバの父です(2サム11:3)。バテ・シェバにとってアヒトフェルは孫と祖父の関係になります。アフトフェルは高齢にもかかわらず、その英智を買われ議官になっていました。フシャイは王の友だとあります。この二人は、アブシャロムの謀反をきっかけに敵対する関係になります。アヒトフェルの助言は「神のことばを伺って得ることばのようであった(2サム16:23)」とあり、ダビデもアブシャロムも彼の知恵を聞こうとしました。ダビデはアブシャロム側にアヒトフェルがついたことで、彼の助言が愚かなものになるように願っていました(2サム15:31)。一方、フシャイはアブシャロムが謀反を起こしたことで、上着を裂き、頭に土をかぶり、嘆き、憤ってダビデに会いにいきます(2サム15:32)。フシャイはダビデのスパイとなり、アブシャロムの助言を退けます(2サム17:14)。しかし、二人とも最初はダビデの部下だったのです。