ルカ9章 彼らから隠されていた

ルカ9:45「しかし、弟子たちは、このみことばが理解できなかった。このみことばの意味は、わからないように、彼らから隠されていたのである。また彼らは、このみことばについてイエスに尋ねるのを恐れた」
エス様が語られたのに弟子たちには理解できませんでした。その理由は「彼らから隠されていた(45)」とあります。21世紀になり、再臨説は熱を帯びてきています。パウロもペテロもそれぞれの手紙の中で主の日は盗人のようにやってくると言っています(1テサ5:2、2ペテ3:10)。イエス様ご自身は、人の子の現れる日はノアの日と同じようだと語られています(17:26-30、マタ24:37)。全世界が聖書を解き明かして、いつイエス様が来られるかを知るなら、多くの人がその日に合わせて悔い改め、空を見上げて待つようになるでしょう。聖書のことばの中には隠されている部分が多く残されているように思えます。意見が2つに分かれるのは、解釈が間違っているとか、聖書の箇所を読み落としているとかいうレベルの問題ではありません。主が隠されているのだと判断します。患難前、患難後などという論争はエスカレートしていき、最後には分裂や闘争に発展しかねません。イスラム教でも同じような理由でスンニ派シーア派と別れていて、両者が交わることはありません。未来のことなど神以外にわからないのです。あたかも預言を読み解いてすべてを知るような風潮はいかがなものでしょうか。