ホセア5章 姦淫の霊が彼らのうちにあって

ホセ5:4「彼らは自分のわざを捨てて神に帰ろうとしない。姦淫の霊が彼らのうちにあって、彼らは主を知らないからだ」
姦淫の罪が子供のうちにあるのなら、父なる神はすぐに取り除こうとしないでしょうか。これが多くの神を信じない人の持つ疑問です。なぜ、神は世界中にある戦争を見過ごしておられるのか、不正がはびこる政治家をそのまま放置するのか、病気で悩む人々を何もしないで見ておられるのか、などなど、人の目には愛なる神が何もしないのが不思議でしょうがないのです。しかし、ユダヤ人には律法が与えられています。何を選び、何を破棄するかの指針は律法の中に示されています。主を選ぶかどうかも、個人の意思にかかっています。神がその個人の選択に介入はしないのです。本当に主を認め、自分の意思で神を選択することを望んでおられます。神の選ばれた民ならなおさらのことです(詩33:12)。パウロによれば、神を選ぶことは自分自身の選択のようで、じつは初めから主がすでに選ばれていたことだと語っています(2テサ2:13)。姦淫の霊が身に宿り、高慢さ(5)は顔に出るとあります。それは一時的な迷いなのかもしれません。多くの人が試練を受けずに神の国を相続することはないからです。一刻も早く、おのれの間違いに気づき主に立ち返ることが神の御心です。やがてイスラエルとユダにさばきは下ります。