ミカ7章 私の救いの神を待ち望む

ミカ7:7「しかし、私は主を仰ぎ見、私の救いの神を待ち望む。私の神は私の願いを聞いてくださる」

神のなさることは人間のタイミングとはずれることがあります。今まさに必要、というときに自分の願っていることがかなわないと落ち込むでしょう。ユダヤ人は、キリストはまだ地上に来ていないと考え、やがて救い主が現れると思っています。そう考えるなら、ユダヤ人の忍耐力は尋常なものでなく、はるかに他の民族より強いと言えるでしょう。確かに、彼らは離散して多くの国に散らされても、主の律法を守り主の救いを待ち望んだ結果として、現在のイスラエルがあります。彼らの最先端技術は非常に優れており、海水を真水に変えたり、ドローンの研究など世界中から注目を集めています。非公式に核保有国であるイスラエルは、隣国から面と向かっての攻撃はされず、地域でのテロ紛争を除いておおむね平和な日々を送っています。そのハイテクな生活の中で、超正統派と呼ばれる、いわゆる昔ながらのユダヤの戒律を守って生活する人は約1割だと言われています。黒い服を着て、帽子をかぶり、髭をたくわえる男性はイスラエルの道ではよく見かける人たちです。彼らはネットもテレビも禁じられており、かろうじて携帯電話は持つものの、それらはインターネットに接続できません。神を待ち望む人たちは、世俗に流されず、ただ主を見上げて待ち望んでいるのです。