レビ記23章 あなたがたの後の世代が知るためである

レビ23:43「これは、わたしが、エジプトの国からイスラエル人を連れ出したとき、彼らを仮庵に住まわせたことを、あなたがたの後の世代が知るためである。わたしはあなたがたの神、主である」

イスラエルでは現在でも仮庵の祭りを行なっています。家に庭があるならそこに小さな小屋を作ります。もしアパートなどなら、ベランダに簡易の仕切りをしてそこを仮庵として使います。もし狭ければ、路上に仮庵を作る人もいるようです。子どもたちは色紙などで飾りを作って、仮庵の中を装飾したりして、はやりお祭りの雰囲気が強いようです。現地では「スコット」と呼ばれ、律法を守らない人たちでも多くの人たちが祭りを楽しむそうです。逆に律法を厳格に守る超正統派のユダヤ人たちは、祭壇にいけにえを捧げることはできませんが、現在ではお金やにわとりを献金、献品することで贖罪をしたこととしています。レビ記に書かれている初日と8日目が安息日に指定されていますが(39)、現在では「シムハット・トーラー」と呼ばれ、「トーラー」すなわち律法がシナイ山で与えられたことを祝う大いなる日だとされています。この日が最も盛り上がる日で、正統派ユダヤ人たちは喜び踊ります。彼らがユダヤ人であり続けることは「イスラエルはみな救われる(ロマ11:26)」ことの伏線であり、救われるユダヤ人を見るとき「父祖たちのゆえに、愛されている者なのです(ロマ11:28)」が成就するのです。