民数記2章 宿営の中央にあって進まなければならない

民2:17「次に会見の天幕、すなわちレビ人の宿営は、これらの宿営の中央にあって進まなければならない。彼らが宿営する場合と同じように、おのおの自分の場所について彼らの旗に従って進まなければならない」

先頭はユダ(3)、イッサカル(5)、ゼブルン(7)の3部族で、ユダの隊列になります。宿営は東、すなわち天幕の正面になります(3)。次いで南側に宿営するルベンの隊列が続きます(10-16)。その後に、天幕を解体した用具と器材を運ぶレビ族が続きます。つまり、東ユダ、南ルベン、レビ、西エフライム(18ー24)、北ダン(25-31)となり、契約の箱は隊列の真ん中を行進することになります。そして、宿営するときも契約の箱が置かれた天幕が入り口を東に向けて設営され、それぞれ東南西北と宿営していきます。しかし、1章で数えた20歳以上で軍務につくことのできる男子の数でも(1:3)、603550人だったので(1:46)、これに妻子、兄弟、父母、祖父母などを加えると300万人はゆうに超えていたと考えられます。そうすると、宿営の東西南北は決まっていても、その最後尾は数キロ先まで広がっていたと考えられます。現在のイスラエルガザ地区でも長さ50キロ、はば5キロの場所に180万人が住んでいると言われています。イスラエルの民が一度その場で宿営するとなると、何キロにも渡ってテントが並んでおり、神のことばを伝えるのにも相当時間がかかっていたのではないでしょうか。