民数記18章 人の初子は必ず贖わなければならない

民18:15「人でも、獣でも、すべての肉なるものの最初に生まれるもので主にささげられるものはみな、あなたのものとなる。ただし、人の初子は、必ず贖わなければならない。また、汚れた獣の初子も贖わなければならない」

初子、長子が大切なものなら、12部族の初子はルベンになります。ルベンはヤコブのそばめと寝て、ヤコブの寝床を汚しました(創35:22)。次男、三男のシメオンとレビは妹ディナの件でシェケムの町の男を殺しています(創34:25)。しかし、レビ族は「だれでも主につくものは私のところに」というモーセの問いかけに集まりました(出32:26)。そして、主はレビ族を祭司に任命する際に「イスラエル人のうちで最初に生まれたすべての初子の代わりに、今これからイスラエル人の中からレビ人を取ることにした(3:12)」と言われ、レビ族は全てのイスラエルの初子の代わりとなったのです。それゆえ、レビ族には他の部族より、より厳しく主の律法を守ることが義務付けられました。そのためコラの不平はより厳しく罰せられ、地が割れた中へ落ちていったのです(16:32)。聖書には彼らは生きながら、よみに下ったと書かれています(16:33)。この原理は全イスラエルにも応用され、生まれてくる初子に関しては、必ず贖いをほどこし、いけにえを捧げなければなりませんでした。しかも、それは飼っている家畜にも適応されると書かれています。いかに主にとって初子が重要なポジションにあるかがわかります。