詩篇33篇 勇者は力の強いことによっては

詩33:16「王は軍勢の多いことによっては救われない。勇者は力の強いことによっては救い出されない」

世界は核保有国によってバランスが保たれています。国連の常任理事国5ヵ国はすべて核を保有しており、このパワーバランスが崩れると国連決議に影響が出てきます。そのため、常任理事国はこれ以上核保有を認めないように努めており、もし核を保有しようとする動きがあるなら経済制裁などの処置をとっています。それでも、インド、パキスタンはお互いを牽制し合うように核実験を繰り返し、イラン、北朝鮮には制裁の中でも相当強い制裁を行ない、核を持つことへの警告を発しています。非公式にはイスラエルがすでに核保有国になっており、シリアやミャンマーなども近い将来核を持つのではないかと考えられています。しかし、聖書にはこれらのパワーバランスをどんなに均衡させようが、救いにはならないと教えています。人は火山噴火や大地震などには無力ですし、それらのもたらす津波にはどうすることもできません。天変地異はまさしく神のわざであり、人がどのように予測しようとも神の御心を知ることができないように、これらの災害も予知できないのです。「神に祈る」ことが無駄だと考えている主要国のリーダーたちが、やがて人の支配ではどうすることもできないことを悟る日が来るのでしょう。神の国の到来を信じる人たちは幸いだと思います。