2テサロニケ1章 迫害と患難とに耐えながら

2テサ1:4「それゆえ私たちは、神の諸教会の間で、あなたがたがすべての迫害と患難とに耐えながらその従順と信仰とを保っていることを、誇りとしています」

テサロニケ教会には他教会に宛てた内容とちょっと違ったことが書かれています。とくに再臨に関しては非常に強調しており、テサロニケ教会が大きな苦難に遭っていることが手紙から感じ取れます。とくに最初の手紙ではキリストの再臨について多くが書かれ、読む者に希望が与えられています。しかし、同時に「主の日が夜中の盗人のように来る(1テサ5:2)」とも書かれ、それがいつ起きるかは誰にもわからないことも告げられています。2通目の手紙は、テサロニケの教会の人々が愛を保ち、信仰が成長していることを喜んでいます(4)。おそらくテサロニケ教会への苦難は迫害なのでしょう。「あなた方を苦しめる者には、報いとして苦しみを与え(6)」とあるように、人為的に苦しめられていることがわかります。それでもテサロニケの教会は耐えて信仰を高めているので「苦しめられているあなた方には、私たちとともに、報いとして安息を与えてくださること(7)」と忍耐の後には安息があることを教えています。どんなに苦しくても主イエスが来られ、正しいさばきをしてくださることは(10)、テサロニケ教会の人たちには朗報であり慰めとなったと思います。イエス・キリストが生きておられ、再び戻って来られることは福音なのです。