2テサロニケ3章 だれにも負担をかけまいとして

2テサ3:8「人のパンをただで食べることもしませんでした。かえって、あなたがたのだれにも負担をかけまいとして、昼も夜も労苦しながら働き続けました」

パウロがアクラとプリスキラに会ったときも、一緒に仕事をして共同生活をしていました(使18:3)。その上で安息日にはシナゴーグに出かけ、ユダヤ人たちに福音を伝えていました(使18:4-5)。パウロがどこかに出かけるときは、必ず働いて自分の糧は自分でまかなっていたようです。それをテサロニケの人に見せたのも模範を示すためであり、再臨があるからといって怠惰な生活をしないように戒めるためでした(9)。2022年にはロシアがウクライナに侵攻して、大きな戦争になるかと思いました。しかし、ロシアはトルコやイランに武器提供をしたり、シリアに軍港を常設したりして、常に西側への牽制は怠っていません。これがすぐにゴグ、マゴグの戦いにつながるとは思いません(エゼ38:2-7)。まだ、背教がおき、滅びの子が現れていないからです(2:3)。いろいろな条件が重なって再臨は実現します。どんなに近づいたと思っても、天の父だけが知っておられるスケジュールを誰が知り得るでしょうか。そうやって仕事をしなくなったり、福音を伝えることが鈍化したりすることをパウロは懸念しているのです。働きの手を休めず、世に対して証し人となれるように、またキリストのみ丈にまで成長できるように願っていきたいと思います。