1テモテ4章 惑わす霊と悪霊の教え

1テモ4:1「しかし、御霊が明らかに言われるように、後の時代になると、ある人たちは惑わす霊と悪霊の教えとに心を奪われ、信仰から離れるようになります」

「惑わす霊と悪霊の教え」とはどういうものでしょうか。それは具体的には書かれていませんが、パウロはこのことを御霊によって示されたようです。それらが人の心に入るなら、心は奪われ、信仰から離れるようになる類のものです。すべての教会で悪霊の教えに心が奪われるとは言いませんが、間違った解釈を堂々と広めている人もいます。それでも、キリストが罪のために十字架にかかり死なれ、3日目に甦ったこと、キリスト・イエスを信じる信仰によって神から罪の贖いをされたものとして見なされることをきちんと説明しているなら問題はないと思います。全世界の教会の指導者が完璧であるはずもなく、中には間違った解釈を信じている人もいるでしょう。完璧な人はいなく、それは教会員にも言えることです。キリストの愛が示され、教えられているのであれば多少のことには目をつむる必要もあります。どうしても納得できないなら、相手をさばかず静かに身を引くのが良いでしょう。さばきあうことこそ悪霊が望んでいることなのです。人ば集まるところに問題がないはずはありません。互いに赦しあっても、意見の相違に合点がいかない場合もあるかもしれません。人を見て神を見なければどうしてもそうなりますし、その結果信仰から離れてしまうなら、まさしくサタンの思う壺ではないでしょうか。