1ペテロ4章 喜んでいなさい

1ペテ4:13「むしろ、キリストの苦しみにあずかれるのですから、喜んでいなさい。それは、キリストの栄光が現われるときにも、喜びおどる者となるためです」

パウロも同じように喜ぶことを勧めています(ピリ3:1)。そしてイエス様も迫害を受けたなら「喜びおどりなさい(マタ5:12)」と言われています。ここらはイエス様も弟子たちも一致した考えで、一貫して試練、迫害が決して人に害を加えるものではないことを示しています。もちろん、心は傷つくでしょうし、経済的にも困窮するかもしれません。人が弱いときに神は強くなられるのです(2コリ12:10。パウロは39回のむち打ちに5度もあっているけれども生還し(2コリ11:24)、そのことを恨んだり、後悔したりはしていません。ペテロもイエス様と行動をともにして、イエス様が神の子キリストであるのに、いかに多くの屈辱を受けてきたかを目撃していました。そしてなによりもキリストの十字架を直接見ているのです。しかし、復活したイエス様に出会い、死に打ち勝った勝利を見たときに、イエス様の教えられていたことを理解したと思います。そのペテロが試みが来たときには何か思いがけないことが起こったかのように驚き怪しむことがないように(12)強く勧めているのです。ペテロもパウロも神が試練を与えるのは当然のことのように書いています。人格が幼く、未熟ならば、成長し、成熟するまで人の好むと好まざるにかかわらず試練は続きます。