2ペテロ1章 聖霊に動かされた人たちが

2ペテ1:21「なぜなら、預言は決して人間の意志によってもたらされたのではなく、聖霊に動かされた人たちが、神からのことばを語ったのだからです」

現代でも預言者は存在します。パウロは「預言者」は教会に与えられた役割の一つだと書いています(エペ4:11)。教会によっては預言者がいない教会もありますが、プロテスタントの教会の中にはいくつかあります。彼らのことばが書き記されて聖書のようになることはありませんが、中には重大な神のことばを語る人たちもいます。しかし、そのような預言者であっても、「西暦何年の何月、何日」に主は来られるというようなことは言いません。もしそのようなことがあるのなら、その預言者は自分の意思によって預言をしたのです。では、どのようにして聖霊によって導かれた預言をしたかどうかを見分けれることができるでしょうか。結論としては、本人以外にはわからないことです。ただし、その預言者が御霊の実を実らせているかどうかを見れば、ある程度のことはわかると思います。すなわち御霊の実は「愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制(ガラ5:22-23)」のことです。預言者が預言をしているときではなく、実生活においてこれらの実を実らせキリストのご性質を帯びているなら、聖霊はその人にも語りかけるでしょう。私的なことでなく、神が何を人に示そうとなされているのかが重要なのです。