1ヨハネ1章 神は光であって

1ヨハ1:5「神は光であって、神のうちには暗いところが少しもない。これが、私たちがキリストから聞いて、あなたがたに伝える知らせです」

エス様と一緒に行動をともにしたヨハネならではの書き方です。最初には「いのちのことば(1)」とあり、これ以外に「神は愛(4:8)」だとも述べています。いままで神殿でいけにえを捧げ、罪を贖っていたユダヤ人にとっては、神がどういうおかたかは気になるところです。大半のイメージとしては「恐い」「畏れ多い」といったことを感じていたのではないでしょうか。イエス様が地上に来られてからは、神は人を愛していることを知らせようとしていました。イエス様ご自身がその愛の証しとなられたのです。そして、その神には暗い部分がなく、清さゆえにまばゆく光り輝いているのです。創世記の中でアブラハムは、ソドムとゴモラを滅ぼそうとしているおかたに対して「その町に50人の正しい者がいるかもしれません(創18:24)」と尋ねたことがありました。神は正しいおかたなので、50人の正しい者のために滅ぼすことはないと言われました(創18:26)。そして最後には、たとえ10人の正しい者のために滅ぼすことはないと言われます(創18:32)。10人の正しい者もソドムとゴモラには存在せず、義なる神の御心には最終決定をしておられたように見えます。光なる神にとっては、ソドムとゴモラの闇の部分はさばかずにはいられなかったのでしょう。